最近も相変わらず英語の学校には通っている毎日なのですが、これは私が実体験として間違えた話です。多分、多くの日本人(英語学習初心者~中級者)が同じ勘違いをしているかもしれないので書こうかと。
あるアメリカの集合住宅 |
1. 「マンション」と「アパートメント」の違い
改めて振り返ろうと思い、日本で言うところの「マンション」をWikipediaで調べてみると以下のとおりです。
マンション(和製英語:Mansion)とは、日本語ではアパートよりも大型の共同住宅(集合住宅)を表す一般名詞として使われている。ただし、語源である英語では(例えばビル・ゲイツの私邸のような)豪邸などの意味で用いられることが多く、共同住宅の意味はほとんどない。よって、集合住宅に住んでいるからといって
I live in a mansion.
というのはよほどの大富豪ではない限り不自然なのです。きっとこれをNative Speakersにいうとびっくりされると思います。
集合住宅に住んでいると言いたい場合は
I live in an apartment.
というのが基本的には正しい表現です。
日本語読みで「アパート」というと、2階立ての集合住宅を指すのでマンションとは区別されているように思われがちなんですが、よほどの大富豪(億ションとか)ではない限り「an apartment」が正しいです。
2. 「アパートメント」と「コンドミニアム」の違い
* an apartment
集合住宅でその1棟丸ごとを1人のオーナー(A landlord)もしくは1つの会社が管理したり貸したり売ったりしている物件を指す
* a condominium
集合住宅で個々のユニット毎に違うオーナーが管理し貸したり売ったりする物件を指す(複数のユニットを持っている物件もあるでしょう、おそらく)
なので、自分の住んでいる住宅がどちらにあてはまるかで英語の受け答えが変わります。
I live in an apartment. または I live in a condominium.
※「a condominium」は省略して「a condo」と言うのがアメリカでは一般的です。
それで、ここまでは私も知っていたのですが問題はこの先の話です。
3. 「アパートメント」って一体どのエリアを指すのか?
an apartmentは「個々のスペース(ユニット・Unit)」を指します。
an apartmentの集合体 = 1棟まるごとを指す場合は「a building」と言います。
ここで私が何が言いたいのかというと、自分の占有スペース(借りている全体スペース)を「a room」または「my room」というのは間違いということです。
なので、私がお友達(日本人ではない人)にこう話をすると相手が混乱してしまったわけです。
The room I rent in NJ now is bigger than the one I rented in Japan.
(私が今NJで借りている部屋は日本で借りてたものより広い)
彼女はこう私に答えました。
I've heard the same word from my other Japanese friends. I don't know why Japanese people call the entire space they rent as "a room", but it's called "an apartment".
(私の他の日本人の友達からも同じ言葉を聞いたし、なんで日本の人が借りてるスペース全体を「room」と言うのかわからないけど、それは「apartment」って言うのよ)
気になったので今日英語の先生に念のためその真偽を聞いてみたところ、私のお友達の言い分が正しかったのです。
私のこれまでの解釈だと、「アパート(apartment)」は「集合住宅の総称(1棟の建物全体)」を指すと思っていましたし、「a room」は自分が借りている全体のスペース(つまり日本語で言うところの「部屋」)を指すと思っていました。つまり、勘違いしていたわけなのです。
なので、自分の借りているスペース全体を指す場合は、a roomではなくan apartmentまたはan unitが正しい表現だと思います。
(※私の借りているアパートメントの契約書などには「Unit + 部屋番号」の表記がしてある)
ちなみに、「a room(部屋)」という概念は英語にはなさそうな気がします。
寝室は「a bedroom」だしリビングは「a living room」なので。
英語と日本語ではものの解釈に違いがあるのだなぁと思うのでした。というか「和製英語」というやつが本当に厄介ですね。。。><
0 件のコメント:
コメントを投稿