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2015/06/09

【2015年ボストン旅行記(1)】Museum of Fine Arts, Boston(ボストン美術館)の北斎展


こんにちは。2015年5月のメモリアルデーウイークエンド(5/23~5/25)でボストンに行ってきたときの旅行記を書きたいと思います。

昨年2014年の3月と7月にもボストンを訪れたことがあるので、これが約1年振り3回目のボストン訪問でした。

前回(2014年7月)にMuseum of Fine Arts, Boston(ボストン美術館。以下MFA)を訪れようとしたのですが、行った日が7/4のIndependence Day(独立記念日)で祝日だったので閉まっており、今回の旅でリベンジを果たしました♪
Museum of Fine Arts, Bostonの正面入り口



正面入口から入ると目の前に小さなVending Machine(自動券売機)があって、そこで入館料を払います。入館料は一人$25でした。入館料を払った後、右手奥に行くと必要な人は自動音声ガイドを貰えます。但しこの美術館のメンバーシップに入っていない人は有料(メンバーでない人は$6だったはず)です。


この美術館、感想を一言で言うならば「とにかく大きい」でした。本当、じっくり見るためには朝から行く必要があるなぁ・・・と。それもそのはず、MFAの貯蔵作品数は45万点を超えるからです。

ヨーロッパのアート、アメリカのアートはもちろん、アフリカ、アジアなど世界各国の芸術作品が所狭しと並んでいました。時代も古代から近現代のものまで多数。


なんでもこのMFAは日本のものだけで280点もの作品が常設されているのです。写真を撮り忘れましたが、着物とか甲冑とか「え?こんなものまであるんですか(笑)」というものまでありました。


今回の旅の目的は「北斎の絵を見ること」だったのでその点に注力しました。
ちなみに、北斎展は2015年4月5日から2015年8月9日まで行われています。

北斎展はどこだろうと探しまくっていたにもかかわらず、探し方が悪くなかなか見つけられませんでしたが、何とかこの目印を発見。
カフェテリア近くにある北斎展の告知
てっきり「アジア・日本」エリアの展示ブースにあると思い込んでいましたが、特別展なので違うブースにありました。1階カフェテリアから地下に下りたところにありました。


今回の北斎展の目玉は「富嶽三十六景(Thirty-six Views of Mount Fuji)」。絵画にあまり詳しくない私でも聞いたことのある有名なやつです。富士山の景色を描いた36枚の版画(英語ではWoodblock printsと呼ぶ)です。
『冨嶽三十六景』「神奈川沖浪裏」
これこれ。この絵は見たことある人いるでしょう、きっと。英語名では「Under the Wave Off Kanagawa (Great Wave)」というそうです。

見た感想としては「思ったより小さいですな」です(ごめんなさい、知識がなさすぎて)。でも、細かなところまで丁寧に作りこまれていて、よく木版画でここまでできるなぁと感心しました。

『冨嶽三十六景』「凱風快晴」

この真っ赤な富士山の絵もきっと知っている人が多いかと思います。英語名では「Fine Wind, Clear Wheather,」というタイトルでした。


写真を撮り忘れたことが本当に残念なのですが、この特別展でもっとも感動したのが、北斎さんが1枚の絵を仕上げるまでのプロセスを説明した展示です。「神奈川沖浪裏」をサンプルに再現していたのですが、これまた圧巻。

まず版画を彫って、薄い色から縫っていきその都度紙にプリントし、その後に濃い色を重ねていく・・・というプロセスなのですが、「すごい」の一言。細かい色の違いまで丁寧に塗り分けていたようで私だけではなく、見た人見た人が「Amazing!」と言っていたのが印象的でした。


念願の北斎展を楽しんだ後・・・他も見て回ろうかと思ったのですが、少しだけで挫折。一部を軽くご紹介。
モネの「睡蓮」
こちらは有名どころのモネ「睡蓮」。写真に撮るとよく分からないと思いますが、色彩が細やかで繊細で魅了されました。


お次はこちら。北斎さんだけでなく日本のものが。
3.11東日本大震災の写真展
東日本大震災直後の津波の様子のスライドショー
この展示は数こそ多くはなかったですが、津波の様子とか津波によって破壊された街の様子とかを改めてみることができて、胸が痛みました。震災直後の東北の方たちの姿も映っていました。

3.11のことは「地震」よりも「原発」の側面で世界の人には知られている気がするので、これをきっかけに多くの人に「地震で被災した人の姿」を少しでも知ってもらえたらなればいいなぁと思いました。


こちらは打って変わって(記憶があいまいですが)第二次世界大戦中にアメリカ国内で作られたポスターです。「母国の勝利のために一生懸命働け」という啓蒙のためだと思いますが、どの国も日本と同じようなことをしていたんだなぁと。

最後はこの作品。電飾を使ったアートです。やってはいけないことに斜線がついています。
こういう現代アートのセンスが好きです。

というわけで、MFAの全容をお伝えすることはできなかったと思いますが、行ってみてよかったなぁと思いました。また何かのきっかけでBostonにいくことがあれば、ぜひまた立ち寄って今回見られなかった部分を見たいなぁと思います。

この美術館に行った後のたびの続きはまた後日Updateします。気長にお待ちくだされば嬉しいです。


(補足) MFAの駐車場は滞在時間が約2.5時間で$50でした。滞在先のホテルから公共交通機関(ボストンでは「the T」と呼ぶらしい)を使っていく方がいいような気はします。。
the Tの最寄り駅は、グリーンラインのE Trainの「Museum of Fine Arts」またはオレンジラインの「Ruggles」らしいです。

※The Tのオレンジラインは治安があまりよくないと聞いたことがあるのでいつも避けているんですが、ボストン在住の方とかボストンに詳しい方がいらっしゃったらコメントなどで教えてください!><


(関連記事) ボストンに旅行したときの他の記事はこちらから


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