ルート66はアメリカの西部開拓、発展、を支えた旧国道(幹線道路)。Interstate Highwayの建設により幹線道路としての役目は終えましたが、古き良きアメリカの象徴としてその沿線ぞいのたくさんの街が観光地化されています。
イリノイ州・シカゴに始まりカリフォルニア州・サンタモニカが終点の約2,400 miles (3,700 km)の長距離なので、全部を走ることはかなり根気のいる話ですが、今回のロードトリップではそのゆかりの地をいくつか巡ることができました。
その一つがニューメキシコ州最大の都市、アルバカーキです。アルバカーキのRoute 66ゆかりの地を2つ紹介したいと思います。
Route 66 Diner
アルバカーキのRoute 66 Dinerは、ルート66好きな方にぜひ訪れていただきたい場所です。古き良きアメリカの雰囲気を味わえます。
アルバカーキ内で現在、Route 66はCentral Avenueと呼ばれています。そのCentral Ave沿いにあるのがこのDiner。
アルバカーキのレストランは日曜日に閉まっているところが多いのですが、このお店は日曜日も営業していて旅行者には(地元の人にも?)ありがたい存在でもあります。
お店の駐車場の奥にはこんな壁のアート(?)が。
アメリカが発展していく時代を象徴しているようなモチーフが多いですね。コカ・コーラやGM、あとは石油会社のPhillips 66とか。
ちなみに、現地にいるときは疑問だったのですが帰ってきて調べてみました。Phillips 66はアメリカの石油会社の社名で、1920年代にガソリンのテストをRoute 66で行い、時速66マイルの加速ができたことから社名をPhillips 66にした模様です。Route 66と縁が深いのですね。
ということで、脱線しましたがRoute 66 Dinerの中に入ってみます。
入り口の左手奥にはテーブル席が。手前左は歩行者用信号機があります。これは実際に使われていたものなんだろうか。。右手上にはトリプルAのマークが。このロゴも今は見ないので20世紀中ごろのデザインなんだろうなぁと思います。
座席からの眺めはこんな感じ。入り口から結構近くに案内されたので、奥の部屋に移動したいなと思ったのですが、かなり埋まってて騒がしかったのでこの場所にとどまることにしました。
写真左奥には昔懐かしジュークボックスがあって、現役で動いているようでした。そして、写真上部にはペッツが並べられていました。
その他、お店のいろんな装飾一つ一つに意味があって、残念ながらすべての意味は分からなかったのですがノスタルジックな雰囲気満点でした(もちろん、Route 66が全盛のころは生まれていないですが)。
肝心の料理はというと、まぁ、ダイナーなのでアメリカンです。量も中身も。
ハンバーガーとオニオンリングとコールスローサラダです。コールスロー以外はおいしかったです。それにしてもオニオンリングの衣が厚すぎる。さすが「何でも揚げる」で有名なアメリカ南部。。。苦笑。
あ、このお店でMust-haveなもの(有名でおすすめなもの)といえば、シェイクらしいのでバニラシェイクを頼んでみました。
気持ち悪いくらい生クリームだらけなんですが・・・。近くのお客さんのを見て生クリームを抜いてもらおうと思ったんですが、言い忘れてしまいこのありさま。でも、味は濃厚でおいしかったです。生クリームを抜くともっとおいしいはずです。お試しあれ。
あ、Route 66 Dinerは、その名のとおりダイナーなのでテーブル会計ではなくカウンターに行ってお会計をします。その時に対応してくれたキャッシャーの人も、テーブルで対応してくれたウエイターのお兄さんも感じがよかったです。日曜日の6時ごろの忙しい時間帯に行ったのに感じがいいなんて奇跡かも。
特に、ウエイターのお兄さんは、私が何か頼もうとするとまず初めにどや顔で「No」と言ってから結局は頼みを聞いてくれるという小ネタを挟んでくるので面白かったです・笑。
アルバカーキを訪れる予定の方、または、ルート66巡りを計画中の方、この場所は必見です。ぜひリストに入れておくことをおすすめいたします。
66 Diner
1405 Central Ave NE, Albuquerque, NM 87106
Route 66 Summer Fest
たまたま、今回の旅の初日(アルバカーキ1日目)に「Route 66 Summer Fest」という名のお祭りがあるようだったので行ってみることにしました。アルバカーキのNob Hillという地域で、年に1回、1日だけの開催みたいです。入り口付近には大きなステージが。観客のみなさんも踊ったり歌ったり楽しそうでした。
というか、このお祭りは観光客向けというよりは、地元の人たちが楽しむもの、といった感じで、アジア人の私たち夫婦はとっても浮いていました・苦笑。
旧Route 66(Central Ave)で約 2 milesくらいかけて祭りがおこなわれていたのですが、おそらくこのお祭りの目玉はこれらのオールドカーかと。
ディズニー映画「カーズ」を思い出すくらい古い車がたくさん並んでいました。笑。おそらく約100台くらい並んでいて、それぞれの車には番号が振られていました。お客さんが後から、最も好きな車を番号で投票してグランプリを決めるみたいでした。
アルバカーキの印象は、高い建物がほとんどなくて、街もそこまで大きくないと思っていたんですが、この祭りには人が溢れていてすごく活気がありました。Wikipediaによると、アルバカーキは近年人口増加が結構激しいようで、だから活気があるように見えるのかなぁと思ったり。
そして、この祭りでオールドカーに群がるたくさんの人たちを見て、「アメリカ人って車が好きなんだなぁ」とも思いました。さすが、車社会・アメリカ。
ちなみに、この日の気温は36℃。湿度も20%を切っており、乾燥に慣れていない私たち夫婦にとって、2 milesも歩くのは結構体力的にしんどかったです。そんな時に救世主のように現れたお店はここ。
このお店はフレッシュジュース(生絞りジュース)のお店で、ここで飲んだレモネードがめちゃくちゃおいしかったです。きっと疲れていたことと、乾燥でからからにのどが渇いていたので余計かと。。一気に飲み干したので残念ながら写真がありません・笑。
お店のお姉さんの対応もめちゃくちゃ丁寧で(言葉遣いが東海岸・NY/NJの人と比べて丁寧)感じが良かったので記念にここで宣伝してみました・笑。アルバカーキに行かれる方はぜひ。
Squeezed Juice Bar - Nob Hill
3339 Central Ave NE, Albuquerque, NM 87106
以上、今回はアルバカーキでRoute 66ゆかりの地を巡る、をテーマにお届けしました。Route 66の世界を感じたい方はぜひアルバカーキに立ち寄ってみるといいかもしれません。
あと1記事くらいアルバカーキ編をお送りしようかなと考えています。お楽しみに。
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