今回は、個人的に一番行って良かったFrida Kahlo Museum(フリーダ・カーロ美術館)について。
この美術館、青い鮮やかな壁が印象的。このお家はフリーダ自身の生家で、夫であるメキシコの著名な彫刻家・ディエゴ・リベラと結婚した後にこの場所に住まいを移し、壁を青に塗り替えたようです。
そんなFridaの美術館について今日は書いてみようかと。
Frida Kahloとはどんな人?
私は今回旅をするまで知らなかったのですが、メキシコだけではなくアメリカでも著名な芸術家なようです。彼女の作品はシュルレアリズムに分類されるみたい。
彼女の作品についてももちろんそうなんですが、私がかなり興味を持ったのは彼女の人生について。Wikipediaの内容を軽く要約すると、
- 幼い頃から体が弱く、6歳の時に急性灰白髄炎にかかり9か月間寝たきりになる
- その影響で右足の成長が止まった
- 大学生時代に不慮の事故(バス事故)にあい、生死をさまよう(3か月寝たきりになる)
- 夫のディエゴとの間に数回子どもを身ごもったが、事故の影響で骨盤や子宮に損傷を受けていたため流産となった
- 夫のディエゴは「女好き」。フリーダの実の妹とも関係を持つ
- ディエゴとその後離婚後、後に復縁(再婚)
- 健康状態は悪化。入退院を繰り返す
- バス事故から25年後、右足が壊死した影響で切断。その後、寝たきりで創作活動を続ける
という感じに波瀾万丈の人生です。
彼女自身もイサム・ノグチ(日系アメリカ人の彫刻家)などの芸術家と浮名があったとも言われています。情熱的な人だったんでしょう。見た目も美しい。
この話を知っておいてからフリーダの美術館に行くと味わい深いんじゃないかなぁと思います。
Frida Kahlo Museumに行ってきた
Frida Kahlo Museumのエントランス付近 |
残念ながら美術館の展示品の全てを写真に収めることはできませんでした。なぜなら追加料金がかかるから。
入場料は120ペソ(米ドル換算で約7ドル)です。ここ、平日の朝一に行くことをオススメします。我々、日曜日の午後に行ったんですが50人くらい並んでいて、火曜日の朝にリベンジしたので。開館待ちしましたが、それでも10人くらい並んでました。
中に入るとFridaの生み出した作品はもちろん、彼女の住んでいたお家とあって、キッチンの様子や晩年・創作に使っていたキャンバスやベッドなどがそのまま展示されていました。
Fridaは自画像を描くことが多い人だったのですが、彼女が使っていたベッドの上には自分の姿が映るように鏡がついていたんです。
そして、中庭であっただろうスペースにはFridaを偲ぶモニュメントが。
彼女の生家ということで、そんなに広くないだろうと思っていたら、結構広かったんです。熱心に回ると2時間程かかると思います。
彼女と夫のディエゴは共に動物と植物も愛したそうなので(お猿さんとか飼っていたらしい)、お庭に植物がたくさんあってキレイなんですよね。
私自身はFridaを知らなかったので、この美術館にある英語の解説を必死に見て色々勉強したんですが、足を切断したと分かったときの衝撃たるや。。
彼女の作品も独創的で素晴らしいんですよね。自身が流産したときに描かれたとされる作品は、自分の体から子宮などの臓器が飛び出ていたり人によってはグロテスクに写るかもしれないけれども、生々しくてダイナミックだなぁと思いました。多分調べたらすぐ出てくるはず。
上手く伝わるか分からないんですが、メキシコシティの旅行では彼女の美術館に行くべきだとオススメします。
Frida Kahlo Museum
Londres 247、Del Carmen, Coyoacan、04100 Ciudad de Mexico, D.F.、Mexico
Frida Kahlo Museum - TripAdvisor
(補足)
ここに行く前に、映画「Frida」を見ていくことをオススメします!彼女の生涯が描かれたドキュメンタリータッチの映画です。アメリカのNetflixで私は見ました。
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