記憶が薄れつつありますが、メキシコシティ旅行記の続きを書こうと思います。
2015年7月上旬に訪れました。
今回の話は「古代遺跡・テオティワカン」の話です。主人と、主人の上司・その奥さん(二人ともローカルのアメリカ人)と行ってきました。
ここには月と太陽、2つのピラミッドがあるのですが、タイトルになぜ「太陽のピラミッドに登った話」と書いたかも含め書き記しておきます。
テオティワカンのピラミッド。奥が月、手前が太陽のピラミッド |
テオティワカン(Teotihuacan)はメキシコシティ中心部から車で約1時間の古代遺跡です。世界遺産にも登録されています。7世紀頃に滅んだらしいということと、わずかな絵文字しか残っていないため、実態は謎が多いらしいです。
とりあえず言えることは「大きい」ということ。テオティワカンの文明は4~5世紀に隆盛を誇ったようですが、今から約1,500年も前にこんな大きなものを人が作ったということがとりあえず感動的でした。
source of photo : http://livepuntamita.com/day-18-teotihuacan-%E2%80%93-30-favorite-things-about-mexico-september-celebrations/
私たちは上の地図上の「West Avenue」というところあたりから入場しました。
入場した後すぐお土産売りから「Hola, Chinita!」(よぉ、中国人!)と呼ばれ「No, Japonesa!」(ちゃうわ、日本人や)という茶番を何度か繰り返します。基本的にアジア人があんまりいないのでアジア人を見ると中国人(チニータ)と言われます。
まず、正面にある「Temple of the feathered serpent」とよばれる建物を発見。これですら大きい。こんな感じ。
そこから「Avenue of the dead(死の道)」と呼ばれる通路を通ってピラミッドに行くのです。このとき、どうやら死の道をまっすぐ歩いてはいけないみたいで、いくつもある通路をジグザグに歩いて行きました。かれこれ片道2 kmくらいは絶対に歩いている。
※Wikipediaによると死の道は全長約4kmほどあるそうです。
死の道自体は芝生になっていて、その脇に通路の石垣がありました。
道中にはいくつかの建物の跡が残っています。(ガイドなしで回ったので一つ一つの建物の意味は分からず。。。)
こういう建物の跡で休み休み行く人が多いようでした。だって、太陽のピラミッドまで遠いし、しかも高地なので辛い。
とりあえず歩いて歩いて・・・30分くらいかしら。やっと着いた!太陽のピラミッド!
とりあえず大きいです。頂上にも登る前にも「人・人・人」!!!
それもそのはず、我々が行った日は日曜日で、日曜日はメキシコ国民の入館料がタダだからということもあったみたい。(ちなみにテオティワカンの入場料は64 pesosでした。約5ドルくらいの換算でしょうかね)
ここで、一緒に同行していた主人の上司とその奥さんが「Museumに行ってくる」といって去っていったので別行動に。主人と二人で登ることになりました。
※後から聞くと、主人の上司の奥さんが高所恐怖症だったらしく、最初から主人と二人でテオティワカンに行くべきだったねと話していたのです。。笑。
太陽のピラミッドに登る途中の風景がこんな感じ。1段1段が結構高いんですよね。
しかも頂上までは65 mあるようで、途中から息苦しくなりました。だって海抜2,000 m以上ある土地ですから、そもそもが。。
階段の途中途中で踊り場が2~3箇所あったので、息も絶え絶え休み休み登りました。
おおよそ10分くらいかけて?頂上までたどり着きました。頂上から見た眺めがこれです。
なんという開放感!息苦しかったけど登った甲斐ありました。かなりの達成感。
ここでは太陽のパワーを感じるべく、こんな感じに両手を太陽の方向に上げて太陽のパワーを感じることをオススメします(笑)多くの人がそういうポーズを取ってましたので。
どうやら、テオティワカンはパワースポットらしく。ここには神様を祀る建物があったらしいということもあり、白い服を着た巡礼をする方もいらっしゃるくらい。
このピラミッドでちょっとした出会い?が2つありました。1つは頂上で日本人の男の子と話したこと。(写真撮って貰ったりした)世界一周をしている中でテオティワカンに訪れたようで、日本語が聞こえるからといって話しかけてくれました。元気かなぁ、彼。
余談ですが、私がメキシコシティに旅行に行く前に事前にリサーチをすると、日本語で検索した場合ほとんどが世界一周で訪れた人だったんですよね。まぁ、普通の旅行では敢えてメキシコに行かないか、日本から遠いし。。
そして、太陽のピラミッドの頂上から降りている途中にもまた出会いが。踊り場付近で写真を撮って欲しいとメキシコ人の男の人に声をかけられたのです。
そんな彼から「Are you Japanese?」と聞かれて「Yes」と言うと、その彼がなんと我々のことを見たことがあると。
なんと、メキシコの空港で入国審査をしてくれたお兄さんでした。世間狭すぎるってば(笑)。しかも、その彼、仕事上での簡単な日本語を話せるんで私たちも覚えていました。何でもその日は休みで彼女を連れてデートに来ているみたい(多分)。
とりあえず、そんな不思議な出会いがありながら太陽のピラミッドを後にするのでした。
そして、Museumから戻ってきた主人の上司一家と合流し、月のピラミッドを目指そうとすると、その上司がすかさず一言。(発言の趣旨をとりあえず和訳するとこんなん↓)
「月のピラミッドも太陽と似たようなもんやから登らんでええよ。次の目的地(テオティワカンではない場所)行こうや」
えええええええ???せっかく来たのに月のピラミッド行かれへんのぉ?
と思いつつ、その申し出に従いました。なぜならその上司はテオティワカンが2回目なのと、翌日から仕事で観光する時間がないから。あと、後から思うのは奥さんが高所恐怖症だし仕方ないかと。。笑。まぁ。それならしゃーないよなぁ。
※ちなみに、Museumは「イマイチ」だったらしいです。テオティワカンの歴史とかが知りたかったのにあんまり解説がなかったらしい。
遠くから見た月のピラミッド |
ということで、月のピラミッドを遠くから眺めて別の場所に行くのでありました。
うん、生きているうちに絶対にテオティワカンまた来たいなと心に決めたのであります(笑)
あと、テオティワカンに行く前にオススメが。
メキシコシティのPolancoにある「Museo Nacional de Antropologia(国立人類学博物館)」に先に行った方が理解が深まっていいと思います。そこでテオティワカンに関する20分くらいのVideoを後から見たのですが、「先に見ておけば良かった」と思ったので。
・・・メキシコシティ旅行記、まだまだ続きます。
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