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2016/03/18

英語を2年間アメリカで学んできて「上達したか」「何をしたか」「何を思うか」


こんにちは。久しぶりに英語に関する話をしようかと思っています。

アメリカに来て実はもう2年が経っていて、早いなぁと思うとともにあんまり英語が上達していないなぁと未だに感じることが多いです。日本にいる頃は英語が話せなくて頭真っ白になってましたけど、さすがに真っ白になることはなくなったんですけどね。。

今回は、これまで何をやってきたか一応少しだけ振り返ってみようかと。
挫折というか中だるみはありつつも、細々と英語は続けてはいます。


ざっくりと、私がこれまで英語の上達のためにやってきたことを振り返ってみます。
一言でまとめるならば、「英語を話さなければならない環境にできるだけ身を置く」っていうことでしょうか。「出来るだけ」ってのがポイントかも(笑)

アメリカ生活1年目に英語の上達のためやったこと

  • 訳も分からぬままとりあえずESLへ通う(週3~4。1日3時間~5時間)
  • ESLで出る宿題をこなす日々(Reading, Writing, Speaking)
  • スピーキング力のなさに愕然とし、オンライン英会話もたまに使う
  • Non Native Speakerの友達が結構出来たので定期的に遊んで英語の練習をする

とりあえず、アメリカに来てすぐのころは「聞き取れない(リスニング力皆無)」「しゃべれない(スピーキング力皆無)」だったのと、「アメリカに来たからって英語を話す機会がないと話せるようにはならない」って痛烈に思ったので、ESLへ通ってみました。今も続けてはいますが、いい先生たちに出会ったと思います。

NYCのコロンビア大学の学生さんたちが教えてくれる「Teacher's College」には約1年通いました。大学受験までは英語が得意だったので、その遺産のおかげか上のクラスに入り、周りのスピーキング力の高さに圧倒されつつも通いました。

今考えると習った内容も、かなり高度なグラマー(ConditionalとかSubjunctiveとか)が多かったこと、スピーキングとかライティングの指導も細かく丁寧でとてもいい経験だったと思います。
特にこの時に意図せずしてグラマーを徹底的に復讐できたことがその後に生きているんじゃないかと思っています。

あと、とにかく話せないことがとっても嫌でした。毎日「これをいうにはなんていうんだろう?」と、うまく話せなかったことを反芻したりしていました。

そんな時に、学校で知り合ったNon Native Speakerのお友達が出来たことはとてもよかったです。お互い英語を勉強してるわけだし(ただし、ヨーロッパや中南米出身の子ばかりで、当時の私よりはたくさん話せる子たちばかり)。彼女たち、彼らと話したりご飯食べたりしているうちに、英語を話すことに徐々に慣れていきました。

アメリカ生活2年目に英語の上達のためやったこと

  • ESLに行く頻度は落とす(理由は後述、週2~3)
  • 映画やTVドラマを字幕付きでたくさん見る
  • Non Native Speakerの友達が増えたので引き続き定期的に遊んで英語の練習をする
  • たまにアメリカ人の知り合いと会って話す
  • とりあえず誰にでも話しかける(近所の人とかスーパーの店員とかどこでも)
  • アメリカ大統領選候補者のDebateを定期的に見る
  • NYCのFreeの新聞を週3くらいでもらって見る(Reading)

2年目はESLに行くペースを落としました。簡単に言うと、「学校に行くことに飽きた」のが大きかったです。いわゆる「中だるみ」です。少しは話せるようになったけど(日常の買い物とかには困らなくなったけど)、それ以上の成長がなかなか感じられなかったので。みんなあるんじゃないかなぁ、こういう時期。

そして、グラマーは習ったけど、意外と基本的なミスをしていたことが多いなぁって思ってました。例えば、He thinksの「s」を付け忘れるとか、「a / the」とかの冠詞を入れずに話すとか(未だに冠詞は会話でちゃんと使うの難しい)

私は運がよく、基本的なミスをなくしたいというニーズに合った別のESLに出会え、初歩の初歩から繰り返し復讐しなおしました。それと同時に、一人の先生に1年以上習うことができているので、いろいろな質問もしやすくて助かっています。英語の質問だけじゃなくて、生活のあれこれの質問もしまくっています(笑)

2年目はNon Native Speakerの友達・知り合いもかなり増えたし、少しずつアメリカ人と話す機会も増えたなぁと思いました。
旅行に行くのも別に選んだわけではないけどアジア人がいない場所ばっかりだったので、英語使わなきゃならない環境がたくさんありました。


後は効果があったと思うのは、映画とかTVドラマを見まくったことです。リスニングの力はめちゃくちゃつきました。私は結構いい加減な人間なので、「映画を見てスクリプトを書き起こして覚えて・・・」っていうことはしていないんですが(これやったら多分もっと伸びるのはわかっているが。。)、とりあえず数をこなしました。楽しくなきゃやる気が続かないので。。


あとは、アメリカ大統領選のDebate、おもしろいですよ、見ていて。「プレゼンテーション」ってこういう風にするんだなぁって感心しながら見ています。政策の内容とか言っている内容に賛否どちらもありますけど。。。

アメリカ生活3年目に英語の上達のためやろうとしていること

  • 英語の本を読む(300ページくらいのもの。月1冊が今のところ目標)
  • アメリカ人と話す機会を増やす (なので、手っ取り早くボランティア探し中)
  • そろそろTOEICでも受けてみる
  • ライティングの勉強をまたやりたい

やっぱり、スピーキングの流暢さ、正確さをもっと改善したく。ゆっくりなら話せるんですけど、「ナチュラルスピード」に近づけたい。
それを相談したところ、ESLの先生からのアドバイスで腑に落ちたのは「学校はもういいからアメリカ人の中に積極的に入っていった方がいい」とのこと。


なので、今ボランティアの機会を探しています。選択肢が多すぎて何がいいか本当にわからなくて(笑) しかも、自分にできることって結構少なくて、「日本に関わること」か「Computerにかかわること(Web関係)」のどっちかで探しています。自分にすぐにできそうなことで、「ホームレスシェルターにご飯を届けに行く」とかでもいいかもなぁと思ってはいるんですが。

こういう時に手に職持っている人が本当にうらやましい。。どなたかいいボランティア情報・お誘いをお持ちの方、コメントでもPCサイトのサイドバーにある「Contact Me」から教えていただけるとめちゃくちゃうれしいです・笑。The 受け身な私・笑。


そして、2年が経って、ある人から教えてもらった言葉を身にしみて感じています。その人はアメリカ在住歴が長い日本人で、アメリカの超有名会社でローカル社員として働いている人です。

結局英語力を伸ばすのは地道なインプットで、インプットがなければアウトプットするものもでてこない

っていうアドバイス。最近痛切に感じています。


語彙はまだ足りないとは思いますが、それでも、単語やイディオム、Phrasal Verb(日本語訳で何ていうんだっけ。。。区動詞?)などの幅は広がった気がする。でもまだ「その生かし方、使い方」が自分には身についていないなぁと。

それは使っていくうちに覚えていくのかもしれないけど、映画・ドラマ・本・ネットの記事などで使われている様子を見ることで覚えていくのかもしれないなと思いました。

なので、ここ2か月くらいは洋書を読んでいます。毎月1冊が今のところの目標で。読んでいくと、簡単な単語の並びなんだけども「こういう表現があるんだ!」って感銘を受ける表現も多いです。
うまい例が思い浮かびませんが、例えば、「I love you.」にも「I'm in love with you.」「I can't stop thinking about you.」とかたくさんあるし。

今は小説を読んでいますが、ビジネス書とかも読みたいなぁと思います。元々日本語でビジネス書を読むのは好きなので。


英語を約2年間学んでみて学んだこと、思ったことまとめ

  • Don't be afraid of making mistakes!
  • "Repetition is the engine of learning."
  • English is so fun!

この3つに尽きるかと。

まず、失敗を恐れていたらいつまでたっても話せるようにならないなぁと。私も未だに「言いたいこと伝わらなかったらどうしよう」って思っています、特に知らない人に話しかけるときは。

私が幸運だと思うのは、ニューヨーク周辺は移民が多いこともあり、ローカルのアメリカ人も英語が話せない人に慣れてるんですよね。そこはありがたい限りです。

次に、「"Repetition is the engine of learning."」は、「反復練習が何かを学ぶときに大切だよ」ということです。アメリカでよく言われる格言みたいなものらしいです。間違いをしたとしても、何度も何度も練習していればきっと上達するはずだと信じています。


そして、英語は楽しいなぁと思います。わからないことが分かるようになると楽しい、人とコミュニケーションが取れることがうれしい、などなど。2年も過ぎるとアメリカのニュースとかも分かる内容が増えてきて見ていて面白いなぁと思います。「背景知識」を知ってるかって大事だなぁと思います。

あとは、やっぱりちらっと触れましたが、「Grammar(文法)」って大事ですね。勉強するの楽しくないんですけど、書くときは絶対に必要だし。忘れないように反復しなきゃなと思います。


それにしても、うーん。まだまだ頑張らないといけませんね。道のりは長いです。


    2 件のコメント:

    1. 米国在住1年3ヶ月のめぐみです。
      色々参考になります!私の経験も共有させてください。

      最近Pronunciationのクラスをとる機会に恵まれたのですが、これがSpeakingへの意欲にも一役買っていると感じています。
      各発音記号の発音の仕方や、LとRの練習など基本的なことから学習しなおしているのですが、発音練習をすることによって"英語を声に出して使うこと"自体が楽しくなってきました。
      練習のために発音していると、実際に話すときも意識して使ってみたくなりますし、音読もエキサイティングになりました。音読をつづけていると、普段の会話も滑らかになってきているように感じていて、小学生の頃は家で音読の宿題などこなしていたなと思い出したりしています。

      もう一つ、日本の作家の本の英訳本を読み始めました。新聞などよりやわらかい文章を読みたかったのですが、日本語で読んだことがある本なども表現に発見があって面白いです。普段からビジネス書などを読む習慣があれば良かったのですが、とにかく興味の出る分野からということで初めてみました。私も月1冊ペースで読めるようになるように頑張りたいと思います。

      いつも色々有益な情報ありがとうございます。

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      1. めぐみさん、こんにちは。コメントありがとうございます。

        発音のプログラム、いいですね!正しい舌の動かし方をマスターしたら、確かに英語話すのが楽になりそうです。慣れるまでは大変だけど。
        日本人はRとLの区別つかないので有名みたいですが、RよりもLの方が私には難しく。気をぬくといつも日本語のRの位置(英語で言うLとRの舌の位置の間)に舌があるような気がしてます。

        まぁ訓練あるのみなんでしょうけども。。訓練の意味では音読いいですね、確かに。最近サボってたのでまた始めようかな。。

        本を読むのはほんとにいいですよ(*^^*)わかんないとこが少しあっても無理矢理読んでいるせいか、最近私は本読むの早くなったような気がしてます。村上春樹の本の翻訳とか面白そうかも。

        情報共有ありがとうございますー!

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